- 会社を辞めることになったけど、最終出社日って何を着ていけばいいの…?
- 普段着でいいのかな…?それとも、スーツ?」
- 最後まで、きちんとした印象で終わりたいけど、どんな服装が正解…?
退職が決まり、最終出社日を迎えるにあたって服装に悩んでいませんか?
特に新卒の場合、初めての退職で何を着ていけば良いのかわからず、不安になることもあるでしょう。
「社会人としてのマナーを守りたい」「周囲に好印象を与えたい」「円満に退職したい」という気持ちも強いはずです。
この記事では、最終出社日の服装マナーと、おすすめのコーディネート例を男女別にご紹介します。
- 最終出社日の服装が大切な理由
- 最終出社日の服装基本マナー
- 男女別の最終出社日おすすめコーデ例
- 服装以外に気を付けること
この記事を読んで、清潔感のある、きちんとした服装で気持ちよく退職を迎えましょう!
最終出社日の服装が大切な理由

最終出社日の服装は、あなたの印象を大きく左右するものなんです。
毎日の通勤と違って、この日は特別な意味を持ちますよね。
適切な服装を選ぶことは単なるマナーではなく、円満退職への第一歩。
それに、新しい一歩を踏み出すあなた自身の気持ちの切り替えにも、実は大きな影響を与えるんですよ。
社会人としてのマナー
最終日とはいえ、まだ立派な社員の一人。
ラストデーこそ気が緩みがちなもの。
でも、きちんとした服装で最後まで責任感のある姿を見せることで、周りの人たちの記憶に「あの人は最後まできちんとしていたな」という印象が残ります。
服装一つで、あなたの誠実さや仕事への姿勢が伝わるんですよ。
思い出してみてください、第一印象がずっと残るように、最後の印象も長く記憶に残るものです。
円満退職のため
「お世話になりました」という言葉だけでなく、身なりも大切です。
きちんとした服装で出社することは、一緒に働いてきた仲間たちへの敬意や感謝の表れとも言えるでしょう。
見た目の印象一つで、退職後の関係性にも良い影響を与えることがあるんです。
自分自身の気持ちの切り替え
服装は外見だけでなく、内面にも影響します。
最終日にきちんとした服装で出社すると、不思議と気持ちも引き締まるものです。
「今日で一区切り」という実感が湧き、次のステップへの心の準備が整うんですよ。
普段より少しきれいめな服を選んで出社ことで「次の新しい場所では、また頑張ろう」という前向きな気持ちにもなれるものです。
最終出社日の服装基本マナー

最終出社日の服装は、基本的にはオフィスカジュアルが無難です。
とはいえ、会社によって雰囲気は千差万別。あなたの働く環境に合わせた選択が大切になってきます。
オフィスカジュアルが基本
最終出社日には、清潔感ときちんと感のあるオフィスカジュアルがぴったり。
特に新卒の方は、この「きちんと感」の加減が難しいかもしれませんね。
清潔感
シワや汚れのない服は基本中の基本。
前日にアイロンをかけておくと安心です
髪型やメイクも整えることで、全体の印象がグッと良くなります
きちんと感
ジャケットやシャツなど襟付きのアイテムがあると、それだけで印象が変わるんですよ。
派手な色や柄は避け、落ち着いたトーンを選ぶと失敗が少なくなります
会社の雰囲気に合わせる
会社によって服装の基準は様々。
あなたの職場の「空気」を読むことが大切です。
普段からスーツ着用の会社
金融機関や大手企業など、いつもスーツの職場なら、最終日もスーツが無難でしょう。
普段からオフィスカジュアルの会社
IT企業などカジュアルな職場なら、いつもより少しだけ気合いを入れた服装がちょうどいいかも。
クリエイティブ系の会社
広告代理店やデザイン会社など、自由な服装の職場でも、最終日は少しだけ「キレイめ」を意識するといいでしょうね。
迷った時は、先輩や上司に「最終日はどんな服装がいいですか?」と聞いてみるのも一つの手。
経験者の意見は参考になりますよ。
避けるべき服装
最終出社日に避けたい服装といえば、やはり目立ちすぎるものやカジュアルすぎるもの。
思い出に残るのはいいですが「あの人、最終日にあんな服で来たよね…」という記憶は避けたいものです。
露出が多い服装
ミニスカートや肩出しトップスは、いくら暑い時期でも控えめにしましょう。
派手な服装
蛍光色のシャツや大きな柄物は、パーティーではなく職場だということを忘れずに。
カジュアルすぎる服装
ダメージジーンズやビーチサンダルは、休日用と割り切りましょう。
一度だけのことだからと気を抜くと、長年築いてきた印象が一日で変わってしまうことも。
最後の最後まで、プロフェッショナルな姿勢を保ちたいものですね。
靴・バッグ・アクセサリーのマナー
服装だけでなく、小物選びも大切です。
靴やバッグ、アクセサリーも全体の印象を左右します。
靴
パンプスや革靴など、きちんと感のある靴を選びましょう。
汚れていないか、かかとが傷んでいないかも確認を。
バッグ
最終日は荷物が多くなりがちですが、大きすぎないトートバックなどが便利です。
アクセサリー
シンプルなネックレスや時計など、控えめなものがベスト。
チャリンチャリンと音がするようなアクセサリーは避けた方が無難です。
小物は「引き算」で考えるのが鉄則。
派手なものよりも上品で清潔感のあるものを選ぶと、全体の印象が引き締まりますよ。
男女別!最終出社日おすすめコーデ例
ここでは、男女別の最終出社日におすすめのコーディネート例をご紹介します。
【男性】スーツ、ジャケット+パンツ、シャツ+ネクタイ
退職の挨拶をする最終出社日は、落ち着いた印象を与える服装を選ぶのがポイントです。
- ネイビー、グレー、ブラックなどの落ち着いた色のスーツ
- シャツは白または薄いブルー、ネクタイは派手すぎないものを選ぶ
- 靴は黒または茶色の革靴
ネイビー、グレー、ブラックなどのシンプルで上品な色のスーツを選びましょう。
シャツは白または薄いブルーが無難で、ネクタイも派手すぎないシンプルなデザインがおすすめです。
靴は黒または茶色の革靴を合わせ、清潔感を意識しましょう。
- ネイビー、グレー、ベージュなどの落ち着いた色のジャケット
- パンツはスラックスやチノパンなど
- シャツは白または薄いブルー、ネクタイは必須ではないが、着用する場合は派手すぎないものを選ぶ
- 靴は革靴
スーツよりも少しカジュアルなスタイルを選ぶ場合は、ネイビー、グレー、ベージュなどの落ち着いた色のジャケットを着用すると、きちんとした印象を保てます。
パンツはスラックスやチノパンを選び、シャツは白や薄いブルーがおすすめ。
ネクタイは必須ではありませんが、つける場合はシンプルなデザインを選びましょう。
靴は革靴を合わせると、きちんとした印象になります。
退職の日は、感謝の気持ちを伝える大切な日。
清潔感のある服装で、最後まで好印象を残しましょう。
【女性】スーツ、ジャケット+スカート/パンツ、ブラウス/カットソー
最終出社日は、職場の同僚や上司に感謝を伝える大切な日。
清潔感があり、きちんとした印象を与える服装を選びましょう。
- ネイビー、グレー、ブラック、ベージュなどの、落ち着いた色のスーツ
- スカートは、膝丈または膝下丈
- ブラウスやカットソーは、白、ベージュ、薄いピンクなど、派手すぎないものを選ぶ
- 靴は黒またはベージュのパンプス
ネイビー、グレー、ブラック、ベージュなどの落ち着いた色のスーツを選ぶと、フォーマルで好印象を与えます。
スカートは膝丈または膝下丈が上品に見えておすすめです。
インナーには、白・ベージュ・薄いピンクなどのブラウスやカットソーを選ぶと、柔らかく品のある印象に。
靴は黒またはベージュのパンプスで、全体をバランスよくまとめましょう。
- ネイビー、グレー、ベージュなどの、落ち着いた色のジャケット
- スカートは、膝丈または膝下丈、パンツは、ストレートやテーパードなど
- ブラウスやカットソーは、白、ベージュ、薄いピンクなど、派手すぎないものを選ぶ
- 靴はパンプス
スーツほどかっちりしすぎず、ネイビー、グレー、ベージュなどの落ち着いた色のジャケットを合わせるスタイルもおすすめです。
スカートは膝丈または膝下丈で上品に、パンツはストレートやテーパードシルエットを選ぶときれいめな印象に仕上がります。
インナーには、スーツスタイルと同じく白・ベージュ・薄いピンクのブラウスやカットソーを選ぶと、女性らしい上品な雰囲気に。
靴はパンプスを選び、全体のバランスを整えましょう。
色、柄、素材の選び方
最終出社日の服装は、落ち着いた色、無地または控えめな柄のものを選びましょう。
色
落ち着いた印象を与えるネイビー、グレー、ブラック、ベージュ、ブラウンなどのカラーがおすすめです。
また、やわらかい印象を演出したい場合は白、薄いブルー、薄いピンクなどの淡い色もおすすめ。
一方で、原色や蛍光色などの派手な色は避けるのがベター。
華美になりすぎず、上品なカラーを意識しましょう。
柄
基本は無地を選ぶと、きちんとした印象になります。
柄物を取り入れたい場合は、ストライプやチェックなどの控えめなデザインを選ぶと、落ち着いた雰囲気を保てます。
派手な柄やカジュアルすぎるデザインは避けましょう。
素材
季節に合った、上質な素材を選ぶことで清潔感のある装いに。
特に、シワになりにくい素材を選ぶと、長時間の着用でもきちんと感をキープできます。
また、暑い季節は通気性の良い素材、寒い季節は適度な保温性のある素材を選び、快適に過ごせるよう工夫しましょう。
服装選びは季節によっても変わってくるものです。快適さと見た目の両方を考えて選びたいですね。
春・秋
気温の変化が大きい季節ですよね。
ジャケットやカーディガンなど、脱ぎ着しやすい服装がベストです。
夏
暑い時期は大変ですよね。
半袖のブラウスやシャツでも全然OKです。
ただ、冷房の効いたオフィスでは意外と寒くなることも。
折りたたみやすい薄手のジャケットを持っていくと重宝しますよ。
素材は綿やリネンなど、通気性の良いものを選ぶと快適に過ごせますよ。
冬
寒い時期は体調管理も大切です。
コートやマフラーなどの防寒対策はしっかりと。
でも、オフィスの中は暖房が効いていることが多いので、カーディガンやセーターなど調節しやすい服装が便利です。
最終日に風邪をひいてしまっては元も子もありませんからね。
最終出社日に服装以外に気を付けること

最終日は慌ただしいもの。
服装だけでなく、他にも気をつけたいポイントがいくつかあります。
挨拶回り
退職の挨拶は意外と時間がかかるものです。
上司や同僚だけでなく、他部署の方々や、時には取引先の方々にも挨拶をしたいですよね。
事前に挨拶する相手をリストアップしておくと、忘れる心配がありません。
「あの人に挨拶し忘れた!」と後悔しないように計画的に動きましょう。
言葉だけでなく、真摯な態度で感謝の気持ちを伝えることが大切です。
最終出社日に行う挨拶回りのマナーについては、下記の記事も参考にしてください。
引き継ぎの抜け漏れがないかを最終確認
引き継ぎは計画的に進めているはずですが、最終日にもう一度確認を。
特に日常業務で当たり前にしていることほど、説明し忘れていることがあるものです。
例えば「毎月15日に必ずやること」「年に一度だけの特別な作業」など、頻度の低い業務は忘れがち。
後任の方が困らないようにメモや手順書を丁寧に作っておくと、あなたの評価も上がりますよ。
私物の整理
案外多いのが私物の整理忘れ。
最終日の前日までに、ほとんどの私物は片付けておくのが理想的です。
長く働いた人ほど、知らないうちに物が増えているもの。
デスクの引き出しの奥、ロッカーの隅々、共有の本棚など、思わぬところに自分の物が眠っていることがあります。
最終日の前日に「さてと、もう何もないな」と思っていたら、キッチンにマグカップがあるのを思い出してヒヤッとした、なんて人も。
私物の整理は、計画的に進めましょう。
返却物
会社から借りているものは、すべて返却する必要があります。
これが意外と多いんですよね。
会社から借りているものは、すべて返却する必要があります。意外と多くのものを預かっていることに気づくかもしれません。
社員証や名刺はそのまま持ち帰らず、必ず返却しましょう。
また、制服やユニフォームがある場合は、クリーニングをしてから返すのがマナーです。
さらに、PCやスマホを貸与されていた場合は、個人情報をしっかりと消去しておくことも大切です。
会社の資料には機密情報が含まれていることが多いため、個人で保管せずに適切に返却する必要があります。
小さな備品であっても会社の物である以上、返却する意識を持つことが大切です。
退職時のスムーズな手続きを心がけましょう。
事前に総務や人事に確認すると、返却物の漏れを防げますよ。
早退・有給休暇の取得
最終日に早退したい場合や、有給休暇を使いたい場合は、必ず事前に相談を。
特に引き継ぎがある場合は、十分な時間的余裕を持って話し合うことが大切です。
突然「今日は早く帰ります」と言うのはマナー違反。
周囲の方々の予定も考慮して、計画的に進めましょう。
会社によっては、最終日は定時まで勤務が原則というところもあります。
ルールを確認しておくと安心ですね。
まとめ。清潔感のある服装で気持ちよく退職
最終出社日は、長い会社生活の締めくくりとなる大切な日。
同時に、新しい一歩を踏み出すための準備の日でもあります。
最終日をどう過ごすかで、会社での最後の印象が決まります。
今回ご紹介した内容をまとめると、
- 季節に合わせた清潔感のある服装を選ぶこと
- 会社の雰囲気や文化に合わせた服装を心がけること
- 露出が多い服装や派手すぎる服装は避けること
- 挨拶回りや引き継ぎなど、最後の仕事もきちんと行うこと
- 私物の整理や返却物の確認も忘れない
これらのポイントを押さえることで、周囲からの信頼や好感度を保ちながら、気持ちよく次のステップへ進むことができます。
最終日は意外と忙しく、あっという間に過ぎていきます。
でも、きちんと準備をして臨めば「あの会社で働けて良かった」という充実感とともに、新しい道への期待感を持って卒業できるはずです。