- 新卒で入社した会社を辞めたい…でも、転職って何から始めればいいの?
- 初めての転職で、不安がいっぱい…
- 自分に合う企業が見つかるか、心配…
新卒で転職を考えているものの、初めての転職活動に、不安や疑問を感じていませんか?
「新卒で転職なんて、甘えだと思われるんじゃないか…」「転職活動が、うまくいくか心配…」
と、ネガティブな気持ちになっている人もいるかもしれません。
この記事では、新卒向けの転職活動の始め方を、わかりやすく解説します。
- 新卒の転職で最初にやるべきこと
- 転職活動の具体的な流れ
- 新卒の転職活動の成功のポイント
この記事を読んで、計画的な転職活動で理想のキャリアを実現しましょう!
新卒だけど転職したい…何から始める?

新卒で転職を考えているなら、焦らずにまずは一歩ずつ進んでいきましょう。
焦りは禁物!まずは冷静に現状把握
「仕事がつらい」「人間関係が嫌だ」「会社に行きたくない」
こんな気持ちが押し寄せてくると、すぐにでも逃げ出したくなりますよね。
でも、その感情のままに行動するのはちょっと待って。
まずは、冷静に現状を把握しましょう。
以下の問いに向き合うのは簡単ではありませんが、自分の気持ちを整理することで、次の一歩が見えてきますよ。
転職を考えるとき、大切なのは「なぜ転職したいのか」を明確にすることです。ただの不満なのか、それとも価値観の根本的な不一致なのかを見極める必要があります。
また、今の会社で本当に解決できない問題なのかも考えてみましょう。少しの工夫や努力で改善できることもあるかもしれません。
そして、転職によって何を実現したいのかをはっきりさせることも重要です。単に逃げるのではなく、次の職場でどんな働き方を求めているのか、自分の理想をしっかり見つめ直しましょう。
転職は「逃げ」ではない ? 前向きな選択

新卒で転職するなんて、逃げだと思われるんじゃないか…
こんな風に思ってしまうのも無理はありません。
でも、本当にそうでしょうか?
転職は逃げではなく、自分らしい人生を切り開くための勇気ある一歩なんです。
自分に合った仕事を見つけることは、決して一度の選択で一生が決まるわけではありません。
試行錯誤を重ねながら、自分にとって最適な働き方を見つけていくことが大切です。
また、より良い労働条件の企業へ転職することで、自分の価値を正当に評価してくれる環境に出会える可能性も広がります。
今の職場に違和感を感じているなら、新たな選択肢を探してみるのも一つの手です。
さらに、転職は新しいスキルや経験を習得するチャンスにもなります。
環境を変えることで、自分でも気づかなかった才能が開花することもあるでしょう。
挑戦を恐れず、自分の可能性を広げていきましょう。
人生は長いですが、毎日が貴重です。
不満を抱えたまま何年も過ごすより、新しい挑戦に踏み出す方が、後悔は少ないかもしれませんね。
新卒の転職の成功の鍵は「準備」
新卒の転職活動を成功させるためには、入念な「準備」が必要です。
転職を成功させるためには、まず自己分析から始めましょう。
自分は何が得意で、どんなことに情熱を感じるのか。
短所も含めて理解することで、本当に自分に合った仕事が見えてきます。
次に、情報収集も欠かせません。
業界や企業の研究を行い、気になる会社の社員ブログや口コミにも目を通してみましょう。
実際に働く人の声を知ることで、よりリアルな職場環境が見えてくるはずです。
そして、キャリアプランを設計することも大切です。
5年後、10年後の自分をイメージし、その未来に近づくための転職なのかをしっかり考えましょう。
目先の条件だけでなく、長期的な視点を持つことで、より納得のいく選択ができるはずです。
準備に時間をかけるほど、ミスマッチのリスクは減ります。
焦らず、自分のペースで進めていくことが、結果的には近道になりますよ。
転職活動のスタートライン!最初にやるべき3つのこと
転職活動を始めるにあたって、最初にやるべきことは、以下の3つです。
上記を丁寧に進めることで、後の活動がスムーズになりますよ。
1. 自己分析「なぜ転職したいのか?」を深掘り

まずは自分自身と向き合うことから始めましょう。
ノートに思いつく限りの不満や希望を書き出してみると、意外な発見があるものですよ。
なぜ転職したいのか?(退職理由)
仕事内容に物足りなさを感じる?それとも人間関係がきつい?給与面の不満?
細かく書き出してみると原因が見えてきます。
自分の強み・弱みは何か?
客観視って難しいですよね。
信頼できる友人や先輩に率直な意見を求めてみると、思わぬ強みに気づくことも。
仕事をする上で、何を大切にしたいのか?(価値観)
お金?成長感?社会貢献?人それぞれ異なる価値観があります。
私の場合は「学びがある環境」が最優先でした。
どんな働き方をしたいのか?(働き方)
- 通勤時間が短い方がいい?
- それとも多少遠くても良い条件なら妥協できる?
- リモートワークの頻度は?
自分の許容範囲を明確にしておきましょう。
将来どんな仕事がしたいのか?(キャリアプラン)
今の延長線上にいたいのか、全く違う分野に挑戦したいのか。
夢も大切ですが、現実的な道筋も考えておくといいですね。
じっくり自己分析することで見えてくる「自分の軸」
軸がブレないと、周りの意見に流されずに選択できるようになりますよ。
2. 情報収集。業界・企業・仕事研究を調べる
情報収集は時間がかかりますが、ここでの手間が後々の失敗を防ぎます。
情報は多すぎるほど集めましょう。
知れば知るほど、自分に合った場所が見えてきます。
自分が本当に欲しい情報は何かを考えながら、効率的に集めていきましょう。
業界研究
気になる業界はどんな変化の波に揉まれているのか?
成長している業界なのか、それとも淘汰の時期なのか。
ニュースや専門サイトを毎日チェックする習慣をつけると視野が広がります。
企業研究
表向きの情報だけでなく、実際に働いている人の声も大切です。
転職サイトの口コミも参考になりますが、可能ならSNSで同業種の人とつながりを作ってみるのも一手。
仕事研究
漠然とした仕事のイメージと実際は違うことが多いもの。
「一日の業務フロー」まで具体的にイメージできると、ミスマッチを防げます。
3. キャリアプラン設計 ? 理想の働き方、将来像
「これからの人生、どう働きたいのか」を具体的に描いてみましょう。
キャリアプランは完璧でなくても大丈夫。
途中で修正することもあるでしょう。
でも、ある程度の指針があると、迷った時の判断基準になります。
理想の働き方
スキルアップを優先したいなら、厳しくとも成長できる環境を。
プライベートを大切にしたいなら、ワークライフバランスの良い職場を。
自分の優先順位を明確にすると選択肢が絞れてきます。
将来像:
5年後、どんなスキルを持ち、どんなポジションにいたいですか?
その先の10年後はどうでしょう?
漠然としていても構いません。
方向性が見えていれば、そこに近づく選択ができるはずです。
具体的な転職活動の7つのステップ

転職活動は計画的に進めることで、効率よく理想の職場を見つけられます。
一つ一つのステップを大切に、自分のペースで進めていきましょう。
ステップ1:転職準備
このステップは転職成功の土台となる部分です。
急ぎたい気持ちを抑えて、じっくり取り組みましょう。
自分を知り、業界を知り、将来を描く。
この準備があるかないかで、その後の方向性が大きく変わってきます。
理想のセカンドキャリアを築く方法については下記の記事を参考にしてください。
ステップ2:応募書類の作成
書類は採用担当者があなたを知る最初の窓口です。
第一印象を左右する重要なものなんですよ。
一度作った書類は使い回せるので、最初に時間をかけて作っておくと後が楽になりますよ。
履歴書
形式的な書類と思わずに、一文字一文字丁寧に書きましょう。
私は提出前に家族に確認してもらい、意外な誤字を発見したことがあります。
写真は、友人に数枚撮ってもらって一番印象の良いものを選ぶと安心です。
職務経歴書:
新卒でも書くことはたくさんあります。
学生時代のプロジェクトやアルバイトでの経験、身につけたスキルなど具体的に記載してみましょう。
数字で表せる実績があれば、必ず入れてください。
「売上20%アップに貢献」といった具体的な成果は説得力があります。
ステップ3:求人探し
求人情報はたくさんありすぎて、どれを選べばいいか迷いますよね。
誰もが最初は右往左往するものです。
求人は「数打ちゃ当たる」よりも「自分の軸に合っているか」で選ぶ方が効率的です。
毎日少しずつ探しましょう。
転職サイト
リクナビNEXT、マイナビ転職、indeedなど複数のサイトをチェックすると、より多くの選択肢が見つかります。
毎日10分でも新着チェックする習慣をつけると、良い求人を見逃しませんよ。
転職エージェント:
新卒の転職では、経験が少ない分、プロのアドバイスは心強いもの。
複数のエージェントを併用すると、より多くの情報が得られます。
ハローワーク
意外と見落としがちですが、中小企業の穴場求人が見つかることも。
職業訓練も充実しているので、スキルアップを考えている方には特におすすめです。
ステップ4:応募 ? 応募書類提出、Webテスト
いよいよ応募のステップです。
応募は「まとめてどっと」よりも「少しずつコツコツ」が理想的。
一度に多くの応募をすると、面接が重なった時に対応しきれなくなることもあります。
応募書類提出
企業ごとに応募方法が異なるので、指示をよく読みましょう。
私はうっかり添付ファイルの形式を間違えたことがあります。
細かいところまで注意が必要です。
応募した企業と日付を記録しておくと、後で混乱せずに済みますよ。
Webテスト
玉手箱やTG-Webなど、形式に慣れておくと本番で焦りません。
練習問題を解いておくだけでも違いますよ。
ステップ5:面接
面接は緊張するものですが、準備次第で結果が大きく変わります。
私も最初の面接は緊張しすぎて、頭が真っ白になりましたが、3回目くらいからは落ち着いて話せるようになりました。
面接は会社と自分の相性を確かめる場でもあります。
質問タイムを活用して、あなたが知りたいことも遠慮なく聞いてみましょう。
企業研究
直近のニュースやプレスリリースもチェックしておくと、話題に困りません。
「御社の○○という新サービスに興味があります」と話せば、あなたの熱意が伝わりますよ。
自己PR
具体的なエピソードを交えると説得力が増します。
「私は協調性があります」より「学生時代のグループプロジェクトでは、意見が割れた時にメンバーの話をよく聞き、折衷案を提案することで問題を解決しました」の方が印象に残ります。
質問対策
予想外の質問にも慌てないように、自分の言葉で話す練習をしておきましょう。
友人や家族に協力してもらって模擬面接をするのも効果的です。
ステップ6:内定後の条件の確認
内定をもらえたら嬉しいですよね!
でも、条件をしっかり確認してから判断することが大切です。
特に労働条件通知書(または雇用契約書)は必ず確認しましょう。
労働条件通知書で基本給だけでなく、残業代の計算方法や賞与の有無、昇給制度なども確認しておきましょう。
複数の内定をいただいた場合は、条件を比較表にまとめると判断しやすくなります。
給与だけでなく、通勤時間や成長環境、社風なども含めて総合的に考えてくださいね。
ステップ7:退職の手続き
最後は円満退社を目指しましょう。
将来どこかでまた一緒に働くかもしれませんし、業界内での評判も大切です。
退職交渉
上司に伝える際は、前向きな理由を中心に話すと良いでしょう。
「この会社で学んだことを活かして、さらに成長したい」といった表現なら、相手も受け入れやすいはずです。
引き継ぎ
最後まで責任ある姿勢を見せましょう。
詳細な引き継ぎ資料を作成しておくと、退職後に問い合わせが来ることも少なくなります。
退職準備
お世話になった人へのお礼は忘れずに。
小さなメッセージカードを添えるだけでも、印象は大きく変わります。
新卒の転職活動での成功の秘訣

新卒の転職活動では、経験が少ない分、戦略的なアプローチが重要です。
早期離職の理由をポジティブに説明
面接で必ず聞かれる「なぜ早期に辞めたのか」という質問。
ここで本音をそのまま話すと、印象が悪くなることがあります。
「人間関係が最悪だった」「残業がきつかった」という本音は胸にしまっておき、前向きな理由に言い換える技術が必要です。
退職理由は必ず以下の要素を含めましょう
例えば以下のような言い方になります。
前職では、営業職として働いていましたが、お客様と直接関わる仕事よりも企画やマーケティングなど、より戦略的な仕事に携わりたいという思いが強くなり、退職を決意しました。
入社前の企業研究が不足していた点は、深く反省しております。
今後は、今回の経験を活かして入社前にしっかりと企業研究を行い、自分の強みである分析力を活かせる仕事に挑戦したいと考えております。
このように、ネガティブな理由をポジティブな視点で伝えることで、面接官に「反省と成長」を感じさせることができます。
「会社の価値観と自分の価値観の不一致」という言い方で早期退職の理由を説明し、次の企業での面接を成功させた例もあります。
新卒ならではの強みをアピール
中途採用では経験やスキルが重視されますが、新卒ならではの強みもあります。
中途採用者と違い、経験は少なくても可能性は無限大。
その部分をしっかりとアピールすることで、採用担当者の心に響くことがあります。
若さ
「体力には自信があり、長時間集中して課題に取り組むことができます」
「新しい技術や考え方を素早く吸収できることが強みです」
ポテンシャル
「未経験の分野ですが、大学時代に3ヶ月で統計学を独学し成果を出した経験があります」
「白紙の状態だからこそ、御社のやり方に素直に適応できると考えています」
意欲
「御社のデータ分析部門で、顧客行動の傾向を掘り下げる仕事に挑戦したいです」
「5年後には、マーケティング戦略の立案ができるスペシャリストになりたいと考えています」
企業が求める人物像を理解する
企業研究は面倒かもしれませんが、この作業を怠ると「なぜうちの会社なのか」という質問に答えられず、せっかくの面接チャンスを逃してしまいます。
企業研究は時間がかかりますが、その分だけ面接での説得力が増します。
企業理念
企業のミッションやビジョンに共感できる点を見つけ、それを自分の言葉で表現しましょう。
例えば「御社の『顧客第一』という理念に共感します。私も学生時代のアルバイトで、お客様の喜ぶ顔を見ることにやりがいを感じていました」など。
求めるスキル
求人票に書かれている「求める人材像」をよく読み、自分の経験と紐づけましょう。
例えば「御社が求めるコミュニケーション能力については、大学のプロジェクトで多様なバックグラウンドを持つメンバーとの協働経験があります」など。
転職エージェントを最大限に活用する
新卒の転職では、転職エージェントの活用が特に効果的です。
転職市場に不慣れな分、プロのサポートが心強い味方になります。
特に新卒の転職では複数のエージェントを併用するのがおすすめです。
それぞれから違った視点のアドバイスを得られます。
非公開求人
一般公開されていない優良求人に出会えるチャンスがあります。
エージェントは企業の内部事情も知っているため、社風や実際の労働環境についても教えてくれることも。
サポート:
応募書類の添削や面接対策など、プロの視点からのアドバイスが受けられます。
給与交渉や入社時期の調整など、言いづらいことも代わりに交渉してくれことも。
不採用になった場合の理由も聞き出してくれることがあり、次の面接に活かせますよ。
転職活動中の悩み&不安解消法

初めての転職活動って、不安や疑問でいっぱいですよね。
そんなあなたのために、心の負担を軽くする方法をいくつかご紹介しますね。
一人で抱え込まないで相談相手を見つける
転職の悩みを一人で抱え込むのは、本当につらいものです。
誰かに話すだけでも心が軽くなることってありませんか?ぜひ信頼できる人に気持ちを打ち明けてみてください。
家族や友人は、あなたの人柄や価値観をよく理解している存在です。
何気ない愚痴を受け止めてくれたり、「大丈夫だよ」というひと言が、時には何よりの支えになることもあります。
一方で、キャリアコンサルタントのような専門家に相談するのも有効です。
転職市場の最新動向に精通しているため、あなたの経歴を客観的に評価し「こんな会社があるよ」と視野を広げてくれます。
身近な人と専門家、それぞれの視点を活かしながら、自分にとって最適な道を見つけていきましょう。
情報過多に注意!信頼できる情報源を選ぶ
今やネット上には転職情報があふれかえっていますが、その全てが正確とは限りません。
私自身、情報の海に溺れそうになった経験があります。
大切なのは質の高い情報を見極める目。
転職サイトの公式ブログや業界紙などから、必要な情報だけをピックアップしていきましょう。
焦らないで自分のペースで進める
友人が次々と内定をもらっていくと、焦りを感じてしまいますよね。
でも、転職は人生の大きな岐路。深呼吸して、自分のリズムを大切にしましょう。
焦って入社した会社で不満を抱えるより、じっくり探して本当に合う環境を見つける方が長い目で見れば幸せです。
休息も大切!心身の健康を保つ
転職活動は予想以上に体力と気力を消耗するもの。
マラソンと同じでペース配分が重要です。心と体のメンテナンスを忘れずに。
心も体も元気な状態で面接に臨めば、自然と良い印象を与えられるものですよ。
転職失敗への不安がある方は、下記の記事も対策を確認してみてください。
まとめ。計画的な転職活動で理想のキャリアを実現!
新卒からの転職は山あり谷ありの道のりです。
ときには挫折を感じることもあるでしょう。
けれど、計画的に進めれば必ず道は開けます。
今回ご紹介した内容を道しるべに、
- 転職活動の始め方を自分のものにする
- 7つのステップを一つずつクリアする
- 新卒ならではのフレッシュさを武器にする
- 企業の求める人材像に自分を重ねてみる
- 転職エージェントという心強い味方を作る
- 不安な気持ちと上手に付き合う
こうした過程を丁寧に踏むことで、きっとあなたらしい理想の働き方が見つかるはずです。