「退職届提出後」の正しい過ごし方&NG行動

退職への悩み
  • 退職届を提出したけど、退職日までどう過ごせばいいんだろう…
  • 周りの人に、どう思われているのか気になる…
  • 引き継ぎって、何をすればいいの…?

退職届を提出したものの、退職日までの過ごし方に悩んでいませんか?

特に新卒の場合、初めての退職で、不安や疑問がたくさんあるでしょう。

「会社に迷惑をかけたくない」「円満に退職したい」という気持ちも強いはずです。

この記事では、退職届提出後の正しい過ごし方と、避けるべきNG行動を具体的に解説します。

この記事でわかること
  • 退職届提出後の心構え
  • 退職届提出後の正しい過ごし方
  • 退職届提出後のNG行動
  • トラブルが起きた場合の対処法


この記事を読んで、円満退職を目指しましょう!

退職届提出後の心構え。抱きがちな不安と疑問

退職届を出した後、新卒の皆さんは様々な不安や疑問で胸がいっぱいになるものです。

本当に退職できる?引き止められたらどうしよう…

退職届を出したからといって、すんなり辞められるとは限りませんよね。

会社や上司からの引き止めは珍しくありません。

特に新卒だと「まだ早いんじゃないか」「もう少し頑張ってみない?」なんて説得されることが多いんです。

退職日まで、どう過ごせばいいんだろう…

退職が決まってからの数週間って、何とも言えない空気感がありますよね。

仕事へのモチベーションが下がってしまうのは当然のこと。

周りの視線が気になって、毎日出社するのが辛くなることもあるでしょう。

そんな時は、「これも貴重な経験だ」と前向きに捉えてみませんか?

周りの人に、どう思われるだろう…

「あの子、もう辞めるんだって」という噂話が聞こえてきそうで不安になりますよね。

冷たい態度を取られないだろうか、陰で何か言われていないだろうか…。

こうした心配は誰でも抱くものです。

でも、意外と周りは自分が思うほど気にしていないものですよ。

会社に迷惑をかけてしまうのではないか…

特に新卒で早期退職する場合、罪悪感に苦しむ方が多いです。

「せっかく採用してくれたのに申し訳ない」「研修にかけてもらった時間やコストは?」と自分を責めてしまうこともあるでしょう。

でも、無理に続けることが会社のためになるわけではないんですよ。

退職届提出後の正しい過ごし方。円満退職のために

退職が決まった後も、最後まで誠実に振る舞うことが大切です。

円満退職のための5つのポイントをご紹介します。

引き継ぎをしっかり行おう

まずは何といっても引き継ぎです。

後任の方が困らないよう、できる限りの準備をしましょう。

  • 引き継ぎ資料を作成する
  • 業務の流れを説明する
  • 関係者への連絡や挨拶を済ませる

丁寧な引き継ぎは、あなたの責任感を示すだけでなく、未来の自分への投資にもなるんです。

残りの業務を責任を持って行おう

「もう辞めるし」と手を抜くのは絶対NGです。

退職日まではれっきとした社員。

最後まで真摯に仕事に取り組みましょう。

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉がありますが、社会人として大切な心構えです。

最後の最後まで全力で取り組むことで、周囲からの信頼も高まりますよ。

社内への挨拶

お世話になった方々への挨拶は忘れずに。

直属の上司だけでなく、同僚や他部署の方にも感謝の気持ちを伝えましょう。

「いつも助けていただいて本当にありがとうございました」と一言添えるだけで、印象がまったく違います。

挨拶回りのマナーについては新卒向けマナー集!「会社を辞める挨拶回り」完全ガイドの記事で詳しく解説しています。

私物の整理を少しずつ行おう

ロッカーやデスクの私物は計画的に整理していきましょう。

最終日に、大荷物を抱えて帰ることにならないように少しずつ持ち帰るのがコツです。

会社の備品と混ざらないように注意しながら、余裕を持って片付けていきましょうね。

有給休暇の消化しておこう

残っている有給休暇は、ルールに従って消化できます。

ただし、引き継ぎや周囲への配慮も大切です。

有給取得の際は必ず事前に相談し、計画的に進めていきましょう。

なお、最終出社日の服装については【好印象で退職!新卒向け「最終出社日の服装」マナー&コーデ例】の記事を参考にしてください。

退職届提出後のNG行動 ? トラブルを避けるために

退職が決まったとはいえ、最後まで気を抜かないでほしいことがあります。

ここからは、思わぬトラブルを避けるために、退職届提出後にやってはいけない行動をご紹介します。

仕事の手を抜く

「もう辞めるし…」という気持ちで仕事をおろそかにしていませんか?

転職時には、一時的にモチベーションが下がってしまう人も多いです。

でも、手を抜いた仕事は周りの人に迷惑をかけてしまうだけでなく、あなた自身の評判も傷つけることに。

最後の日まで丁寧に仕事をすることで、周囲からの信頼は保たれます。

「あの人、最後まできちんと仕事をしていたね」という印象は、思っている以上に大切ですよ。

会社の悪口や噂話をする

退職が決まって少し気が緩み「実はあの上司のことずっと苦手だったんだよね」なんて話をしていませんか?

業界は意外と狭いもの。

今は別々の道に進むように見えても、数年後にまた一緒に仕事をすることもあり得ます。

退職時に会社の悪口を言いふらし、後に取引先として再会した際に非常に居心地の悪い思いをしたという人もいます。

未来の自分のためにも、感情的な発言は慎みましょう。

SNSでの不用意な発信

「やっと退職できる!」とSNSに投稿したくなる気持ちもわかります。

でも、ちょっと待ってください。

そんな何気ない一言が思わぬ誤解を招き、トラブルの種になることも。

最悪の場合、損害賠償請求に発展するケースもあるんです。

退職に関するSNS投稿が原因で炎上し、転職先の内定が取り消されたという話も耳にします。

SNSでの発信は冷静になってから考え直してみましょうね。

無断欠勤、遅刻

「もう辞めるんだし、少し遅れても大丈夫だろう」なんて考えは危険です。

無断欠勤や常習的な遅刻は立派なマナー違反。

最後の最後で信頼を失うことになります。

退職日まではプロフェッショナルとして時間を守りましょう。

転職活動を社内で行う

会社のPCで転職サイトを見たり、就業時間中に面接の電話をしたりするのは絶対NGです。

ほとんどの会社で就業規則違反になりますし、何より信頼関係の問題。

転職活動は必ず私用のデバイスを使い、プライベートの時間に行いましょう。

それでもトラブルが起きたときの対処法

どんなに気をつけていても、時にはトラブルが起きることも。

そんな時は一人で抱え込まずに相談してください。

上司や人事に相談する

まずは身近な上司や人事部門に相談してみましょう。

意外と理解を示してくれることも多いものです。

大企業では専用の相談窓口が設けられていることもありますよ。

労働組合や弁護士に相談する

状況が深刻な場合は、外部の力を借りることも検討しましょう。

労働組合がある会社なら、まずはそちらに相談するのがおすすめです。

法的な問題に発展しそうなら、労働問題に詳しい弁護士のアドバイスを受けることも選択肢の一つ。

初回相談が無料の法律事務所も多いので、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ。最後まで誠実に

退職は新たなスタートの始まりです。

しかし、その始まりが良いものになるかどうかは、現在の会社での終わり方にも大きく影響されます。

  • 引き継ぎをしっかり行う
  • 残りの業務を責任を持って行う
  • 社内への挨拶を済ませる
  • 私物を整理する
  • 有給休暇を計画的に消化する
  • NG行動を避ける

これらのポイントを押さえることで、気持ちよく次のステージに進むことができるでしょう。

最後まで誠実に務めると、元の職場の方々と良い関係を保てます。

そして最後に、お世話になった方々への「ありがとう」の言葉を忘れないでください。

その一言は、あなたの人生の扉を開く鍵になることでしょう。